『どろろ』(2007)★★★★★(92点/100点)
- 日本映画
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■こーん。
映画ブログ『ポップコーンを食べながら』管理人の
「ぽっぷ」ことポップコーン太郎です。
■『どろろ』(2007)をDVDで鑑賞しました。
漫画は最初をちょっとだけ読んだ事がある程度で、
プレステのゲームはやった事無く、
内容を全く知らずに鑑賞しました。
その為か、かなり面白かったです。
■この作品を通して、
“なぜ百鬼丸がタイトルでないのか”について
考えさせられました。
続きは、“映画日記”にて。
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼00: INDEX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■01: 映画『どろろ』(2007)の紹介
■02: ぽっぷの個人的な評価
■03: ぽっぷの個人的な感想
■04: 印象に残ったセリフ
■05: 映画日記: 『なぜ百鬼丸がタイトルでないのか?』
■06: 今日は何位かな?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼01: 映画『どろろ』(2007)の紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■公式サイト: http://www.dororo.jp/
■ぽっぷによる2行だけの内容説明:
魔物に体の48箇所を奪われて生まれた“百鬼丸”と、
親を殺した“醍醐景光”を憎んでいる泥棒“どろろ”の旅の物語。
■シネマトゥデイによるストーリーのあらすじ:
“戦国の世を憂う武将の醍醐景光(中井貴一)は、乱世を治める力を得るため、自分の子である百鬼丸(妻夫木聡)の体から48か所を魔物に差し出してしまう。やがて体の一部を取り戻せることを知った百鬼丸は、魔物退治の旅に出る。一方、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)は百鬼丸の強さの象徴である妖刀を奪うため、彼を追いかけ始める。”
引用: http://cinematoday.jp/movie/T0004930
■キャスト:
*百鬼丸: 妻夫木聡
*どろろ: 柴咲コウ
*多宝丸: 瑛太
*百合: 原田美枝子
*醍醐景光: 中井貴一
*鯖目の奥方: 土屋アンナ
*鯖目: 杉本哲太
*お自夜: 麻生久美子
*チンピラ: 劇団ひとり、インスタントジョンソン
*占い師: きたろう
*飯屋の親父: 寺門ジモン
*琵琶法師: 中村嘉葎雄
*寿海: 原田芳雄
など。
■スタッフ:
*監督: 塩田明彦
*プロデューサー: 平野隆
*原作: 手塚治虫
*脚本: NAKA雅MURA、塩田明彦
*撮影: 柴主高秀
*アクション監督: チン・シウトン
*アクション指導: 下村勇二
*美術監督: 丸尾知行
*編集: 深野俊英
*音楽: 安川午朗、福岡ユタカ
*VFXディレクター: 鹿住朗生
*衣裳デザイン: 黒澤和子
*共同プロデューサー: 下田淳行
*照明: 豊見山明長
*録音: 井家眞紀夫
*主題歌: Mr.Children『フェイク』
*配給: 東宝
*公開: 2007年1月27日
*製作国: 日本
*言語: 日本語
*制作費: 20億円
*興行収入: 34億円
*上映時間: 138分
*PG-12指定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼02: ぽっぷの個人的な評価
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■物語: ★★★★★(5点/5点)
■配役: ★★★★☆(4点/5点)
■演出: ★★★★☆(4点/5点)
■映像: ★★★★★(5点/5点)
■音楽: ★★★★★(5点/5点)
■総合: ★★★★☆(92点/100点)
(23点/25点)X4=(92点/100点)。
91点から100点の間なので★★★★★。
“個人的な評価の基準”は以下の通りです。
★★★★★=91点〜100点(素晴らしい作品でした!)
★★★★☆=71点〜90点 (良い作品でした!)
★★★☆☆=51点〜70点 (まあまあでした。)
★★☆☆☆=31点〜50点 (ちょっと不満でした。)
★☆☆☆☆=11点〜30点 (退屈でした。)
☆☆☆☆☆=00点〜10点 (かなり退屈でした。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼03: ぽっぷの個人的な感想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
■物語: ★★★★★(5点/5点)
勘の良い人が
イントロ部分を意識して観ていれば
すんなりと予想は出来るものの、
勘の良くない私は物語が最終まで進むまで
“ある事を”すっかり忘れていましたw
そのせいか、後半、
妻夫木聡が演じる百鬼丸(ひゃっきまる)が
彼の産みの母と父親が誰なのかが判明した時に、
「この作品すげぇ!」と感動してしまいました。
それが判った時の私の心の衝動は、
今までの流れが最初のシーンと繋がった
“喜び”の感情だけでなく、
どろろへの優しさと父親への悔しみの葛藤のような
“歯痒さ”みたいな感情も生まれました。
原作者である手塚治虫の描いた世界に脱帽です。
物語の壮大さに脱帽するしかありませんでした。
作品を観終わった後に調べてみると
原作と違う設定が多々ある事が分かりましたが、
その重要な箇所に関してはほぼ同じだと思います。
「原作の形をもっと残したまま撮影したらどうなったのかなぁ?!」
と思うとちょっとだけ残念ですが、
この映画のオリジナル設定でも私は充分楽しめました。
いつか機会があれば、原作を読破したいですね。
尚、Wikipediaによると、
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげるに対して、
“「あなたの絵は雑で汚いだけだ」
「あなたの漫画くらいのことは僕はいつでも描けるんですよ」”
と言い放って『どろろ』を発表したらしいので、
彼らの相違点も確認してみたいです。
参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/手塚治虫
■配役: ★★★★☆(4点/5点)
(※敬称略)
なぜ妻夫木聡と柴咲コウのコンビを起用したのでしょうか?
さらに、瑛太、Mr.Childrenをも揃えて、
顔ぶれの観点だけから判断すると、
まるでTVドラマ『オレンジデイズ』の再現のようでした。
また、なぜ百鬼丸、どろろを
20歳前後の妻夫木聡と柴咲コウで演じさせたのでしょうか?
Wikipediaによると、
“原作では百鬼丸は14歳ぐらいだが、
映画版では20歳前後。
どろろも原作では小学生くらいの子供だが、
映画版では百鬼丸とほぼ同年代と思われる。”
と書かれています。
私生活でも付き合っているとの噂のお二人の話題性に
塩田明彦監督が着目したのかな?!
起用の理由が何にせよ、
原作を知らないので
違和感を感じる事も無く映画の作品を観ました。
妻夫木聡は、クールでカッコ良かったです。
ワイヤーアクションによる演技も
『グリーン・デスティニー(原題: 臥虎蔵龍)』(2000)
の時のような不自然さが無く、
カッコ良さが増していたと感じました。
柴咲コウは、明るいシーンでは笑わせてくれたり、
泣くシーンでは何か伝わってくるものがあり、
ファンではないのですが凄く魅了されました。
気が付けば、
『GO』(2001)以来、
『黄泉がえり』(2003)、
『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、
『県庁の星』(2006)、
『嫌われ松子の一生』(2006)
『日本沈没』(2006)など、
彼女が出演している映画をよく観ていますねw
TVドラマでも、
『GOOD LUCK!!』(2003)以来、
『恋愛偏差値』(2002)、
『Dr.コトー診療所』(2003)、
『オレンジデイズ』(2004)、
現在放送されている『ガリレオ』(2007)など、
偶然なのか必然なのか本当によく観ているし、
もしかしたら気付いていないだけで
私は彼女のファンなのかも知れませんw
話を『どろろ』に戻し、
醍醐景光(だいごかげみつ)を演じた中井貴一の
闘う時の姿勢、顔の表情が非常にカッコ良かったです!
多宝丸(たほうまる)を演じた瑛太も凛々しく、
鯖目の奥方を演じた土屋アンナの演技も光っていました。
少し残念なのは、
劇団ひとり、寺門ジモンが出てきた時でした。
違和感を感じたのは、
芸人が役者になって映画に出演している事に関して
「いいぜメーン」と言えない、私の個人的な理由です。
参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/どろろ_(映画)
■演出: ★★★★☆(4点/5点)
原作の核心部分は残しつつも、
現代風にアレンジした時代設定にし
オリジナルの味を出した事に関して、
賛否両論があるかとは思います。
しかし、百鬼丸の手足などを
木や陶器などではなく“エレキテル”で作った
という設定において、私は嫌いではないです。
だからこそ、
まだ魔物から戻っていない“フェイクの”体に
“再生能力”が宿っている点においても
説得力があったように感じました。
また、原作では既に名前は決まっていたみたいですが、
2人の名前の呼び方を付けるシーンにおいても
面白みのあるオリジナルだと感じました。
*「よーよーよー、
あなたのお名前なんてーの(何て言うの)?」
と尋ねる時のどろろの仕草、
*「どろろ」の意味が「化け物小僧」という意味だと
百鬼丸から知らされても、
「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
と主張するどろろの笑顔など、
この作品の中でのオリジナルの“どろろ”には
可愛らしさと面白みがあったと感じました。
さらに、
日本ではなく、モンゴルでもなく、
ニュージーランドで撮影した事も、
広大で迫力のある風景を観る事が出来て
気分が良かったです。
無駄なモノを映さず必要な情報だけを映す“フレーム”、
闘いのシーンでの“モンタージュ”、
“アングル”、“クローズアップ”に関しても、好きでした。
残念だったのは、一番最後の海のシーン。
海がもっともっと広く見えるように
カメラをもっともっと引いて欲しかったなぁと感じました。
■映像: ★★★★★(5点/5点)
『ゲゲゲの鬼太郎』(2007)にも
CGによる沢山の妖怪が出現しますが、
私には比較する事が出来ません。
なぜなら、
『ゲゲゲの鬼太郎』の原作は知っているけれど、
『どろろ』の原作は知らないので
似ているのか似ていないのか
さっぱり分からないからです。
ただ、この映画のVFXに関して言えば、
妖怪たちのダイナミックかつスピーディーな動きが
非常に良かったと感じました!
赤い血がゆっくりと消えていくシーン、
傷を再生させていくシーン、
闘いの場となったニュージーランドの風景、
光の影のバランスや色も好きでした。
■音楽: ★★★★★(5点/5点)
Mr.Childrenの『フェイク』は
この『どろろ』の作品の為に書き下ろした曲で、
エンドロールで流れてきた時に
歌詞の意味を噛み締めながら聴いていました。
歌詞は聞き飽きるほど聴いて覚えているのでw
そして、1番のAメロの1行目が
なんとなく百鬼丸の事を言っている気がしました。
育ての父親である寿海(じゅかい)によって
手足を補ってもらった百鬼丸を歌っているように感じました。
また、間奏の部分の歌詞も、
本物の自分の目や耳や口を持たず、
目も見えず、耳からも聞こえず、話す事も出来ない、
百鬼丸の気持ちを代弁して歌ってるように感じました。
まさに、この『どろろ』に相応しい主題歌であったと思います。
参考:
歌詞:フェイク/歌手:Mr.Children(うたまっぷ歌詞無料検索)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A02014
■総合: ★★★★★(92点/100点)
(23点/25点)X4=(92点/100点)。
91点から100点の間なので★★★★★。
“個人的な評価の基準”は以下の通りです。
★★★★★=91点〜100点(素晴らしい作品でした!)
★★★★☆=71点〜90点 (良い作品でした!)
★★★☆☆=51点〜70点 (まあまあでした。)
★★☆☆☆=31点〜50点 (ちょっと不満。)
★☆☆☆☆=11点〜30点 (退屈でした。)
☆☆☆☆☆=00点〜10点 (かなり退屈でした。)
総合的に、私にとって『どろろ』(2007)は、
映画のオリジナル設定があるものの、
手塚治虫の原作を読んだかのような
錯覚を起こしてくれる素晴らしい作品でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼04: 印象に残ったセリフ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
*「お前に何が分かるっ!」
*「よーよーよー、
あなたのお名前なんてーの(何て言うの)?」
*「どろろってーのは、化け物小僧って意味だぞ。
得体の知れない者をそう呼ぶんだ。」
*「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
*「聞こえたか、俺の声?!」
*「どろろって叫んでみろよー!」
*「必死に生きて、何が悪い!」
*「あいつが憎しみを捨てるなら、俺も憎しみを捨てる。」
■引用は、この作品から。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼05: 映画日記: 『なぜ百鬼丸がタイトルでないのか?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
■
主人公は“どろろ”なのか?
それとも“百鬼丸”なのか?
ストーリー的には百鬼丸だろう。
しかし、なぜタイトルは『どろろ』なのだろう?
■
Wikipediaには、
“「どろろ」というタイトルは
手塚治虫の友達の子供がどろぼうのことを片言で
“どろろう”といったことをヒントにした。”
とありますが、
それは語源のようなもので、
私が探しているのはもっと違うものでした。
引用: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%82%8D
■
次に、
ぐぐって(Googleで検索して)みると
手塚プロダクション局長の清水義裕氏の
こんなインタビューが引っ掛かりました。
“――百鬼丸が主人公なのに、
どうして 『どろろ』 というタイトルなのでしょうか。
清水■ 理由のひとつとして
時代背景が大きいのではないかと思います。
戦争でアメリカに負けて
日本が対米従属という路線を走り出した時、
「失ったものを取り返せ」 とか、
そういう気持ちがどこか作品の中にも、
世の中の風潮に合う形で現れたのではないかと思うんです。
…… 『どろろ』というタイトルの
意味するものは 「泥棒」 なんですね。 ”
そして、こう続きます。
“また、物語の軸は
「奪われた体を取り戻す」 という部分なんだけど、
『どろろ』の本当のテーマは、
「奪われなかった心」 なんじゃないかなと思うんです。
「取り戻そうと思っているもの (体)が、
本当に自分にとって大事なものなのかよーく考えて!
もっと大切なもの (心) があるんじゃない?」と、
手塚先生がそう問いかけているように僕には思えるんです。
だから、主人公は百鬼丸かもしれないけど、
テーマを考えてみると 『どろろ』 というタイトルは
間違ってないと思いますね。”
引用: http://www.sega.co.jp/archive/segavoice/040916/01.html
■
んー、なるほど!
納得すると同時に、こう思いました。
かなり奥が深いなぁw
さすが手塚治虫w
■
清水義裕氏の言葉を自分で勝手に整理すると、
『百鬼丸』ではなく『どろろ』というタイトルを使う事によって、
“どろろ→泥棒→失ったものを取り返せ”というように繋がり、
さらに“失ったものを取り返す”という事の裏には
“→奪われなかった心の大切さ”があるという
手塚治虫からの裏のメッセージ、という事になるだろうか。
確かに、そう言われればそんな気もしてきます。
まるで隠された暗号を解き明かす
『ダ・ヴィンチ・コード』みたいですが、
タイトルの意味を追求するだけでも
楽しくなってきます。
■
ここで少し、
主題歌でもあったMr.Childrenの『フェイク』の
1番のサビの意味が
なんだか少しだけ分かったような気になりました。
参考:
歌詞:フェイク/歌手:Mr.Children(うたまっぷ歌詞無料検索)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A02014
自分勝手に言い換えてしまうと、
「向上心を持って挑んでいくぞ。
例え体を失ったとしても心は残るのだ。
失敗して自信を失っても、またその自信を取り戻すように頑張って、
そんな風に頑張ってる自分が嫌いではないから、
(他人からは嘘に見えようが、無意味に見えようが、)
自己暗示を掛けるように俺はこの心を信じるのだ。」
となりましたw
清水義裕氏の言葉を
Mr.Childrenの『フェイク』の1番のサビの部分に
無理矢理押し込んで言い換えたとも言えなくも無いですが、
もしこのような解釈でも意味が通るという事になれば、
Mr.Childrenの『フェイク』の歌詞は『どろろ』のテーマにも関連し、
そして、この『どろろ』のタイトルの裏の意味をも
指摘していたのかも知れません。
■
と同時に、
そこまで深く考えて
手塚治虫氏が『どろろ』というタイトルを付けたのかさえ
疑いたくなってしまいますねw
単純に
「“どろろ”の方が短く、覚えやすく、語呂が良い」
という程度の事だったかも知れませんしw
■
ただ、作品の中で、
清水義裕氏によるタイトルの解釈を裏付けるかのような、
印象的なセリフがありました。
清水義裕氏が映画ではなく漫画について言及していたとしても、
「“タイトルの解釈”に関しては映画でも当てはまる」という意味で
そのセリフを取り上げてみます。
それは、どろろがどろろの名前を好んでいるという2つのシーンです。
一つは、百鬼丸が、
「どろろってーのは、化け物小僧って意味だぞ。
得体の知れない者をそう呼ぶんだ。」
と教えたにも拘らず、
どろろは、
「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
と、その名前を喜んでいるシーン。
そして、もう一つ、
百鬼丸が声を奪った妖怪を倒した後に声を取り戻し、
「聞こえたか、俺の声?!」と叫ぶと、
どろろは、
「どろろって叫んでみろよー!」と誘い、
一緒になって
「どろろおおおおお!
どろろおおおおおおお!
どろろおおおおおおおおお!」と連呼し、
声の復活を喜ぶシーン。
そのシーンは、
百鬼丸を演じる妻夫木聡と
どろろを演じる柴咲コウが、、
どしゃぶりの中の水溜まりに横になりながらも
天に向かって大喜びをしているシーンで、
観ている私も嬉しくなりました。
■
声というのは、
やはり“内面から出てくる心”なのだと思うのです。
心を伝える事の出来る声を取り戻した時、
声を発する事が出来る事を喜び、
そして「心が残っていて良かった」と
心の大切さを実感したのかも知れません。
■
心が無ければ外見は無表情になりますが、
心が内面にあるからこそ外面にも出てきます。
よく怒る人には眉間にシワが出来、
よく笑う人には笑いジワが出来ます。
■
手塚治虫は、
『どろろ』というタイトルを通して、
そして百鬼丸という不運なキャラクターを通して、
「内面にある心こそが大事なんだ」という事を
メッセージとして伝えているように思えてきました。
そのようなメッセージを
常に持ち続けていた手塚治虫だったからこそ、
自身の内面にある心を
白い紙に生み落とし、
沢山のキャラクターを生み出してくれたのかも知れませんね。
■
なぜ『どろろ』のタイトルが『百鬼丸』ではなく
『どろろ』であるのかを考えただけでも、
ワクワクさせてくれる奥の深い作品でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼06: 今日は何位かな?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■
■
◆百聞は一“観”に如かず。
(=100回聞くより、1回観る方がよく分かる。)
◆最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Copyright (c) 2007 映画ブログ『ポップコーンを食べながら』 All rights reserved.
映画ブログ『ポップコーンを食べながら』管理人の
「ぽっぷ」ことポップコーン太郎です。
■『どろろ』(2007)をDVDで鑑賞しました。
漫画は最初をちょっとだけ読んだ事がある程度で、
プレステのゲームはやった事無く、
内容を全く知らずに鑑賞しました。
その為か、かなり面白かったです。
■この作品を通して、
“なぜ百鬼丸がタイトルでないのか”について
考えさせられました。
続きは、“映画日記”にて。
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
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▼00: INDEX
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■01: 映画『どろろ』(2007)の紹介
■02: ぽっぷの個人的な評価
■03: ぽっぷの個人的な感想
■04: 印象に残ったセリフ
■05: 映画日記: 『なぜ百鬼丸がタイトルでないのか?』
■06: 今日は何位かな?
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▼01: 映画『どろろ』(2007)の紹介
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■公式サイト: http://www.dororo.jp/
■ぽっぷによる2行だけの内容説明:
魔物に体の48箇所を奪われて生まれた“百鬼丸”と、
親を殺した“醍醐景光”を憎んでいる泥棒“どろろ”の旅の物語。
■シネマトゥデイによるストーリーのあらすじ:
“戦国の世を憂う武将の醍醐景光(中井貴一)は、乱世を治める力を得るため、自分の子である百鬼丸(妻夫木聡)の体から48か所を魔物に差し出してしまう。やがて体の一部を取り戻せることを知った百鬼丸は、魔物退治の旅に出る。一方、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)は百鬼丸の強さの象徴である妖刀を奪うため、彼を追いかけ始める。”
引用: http://cinematoday.jp/movie/T0004930
■キャスト:
*百鬼丸: 妻夫木聡
*どろろ: 柴咲コウ
*多宝丸: 瑛太
*百合: 原田美枝子
*醍醐景光: 中井貴一
*鯖目の奥方: 土屋アンナ
*鯖目: 杉本哲太
*お自夜: 麻生久美子
*チンピラ: 劇団ひとり、インスタントジョンソン
*占い師: きたろう
*飯屋の親父: 寺門ジモン
*琵琶法師: 中村嘉葎雄
*寿海: 原田芳雄
など。
■スタッフ:
*監督: 塩田明彦
*プロデューサー: 平野隆
*原作: 手塚治虫
*脚本: NAKA雅MURA、塩田明彦
*撮影: 柴主高秀
*アクション監督: チン・シウトン
*アクション指導: 下村勇二
*美術監督: 丸尾知行
*編集: 深野俊英
*音楽: 安川午朗、福岡ユタカ
*VFXディレクター: 鹿住朗生
*衣裳デザイン: 黒澤和子
*共同プロデューサー: 下田淳行
*照明: 豊見山明長
*録音: 井家眞紀夫
*主題歌: Mr.Children『フェイク』
*配給: 東宝
*公開: 2007年1月27日
*製作国: 日本
*言語: 日本語
*制作費: 20億円
*興行収入: 34億円
*上映時間: 138分
*PG-12指定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼02: ぽっぷの個人的な評価
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■物語: ★★★★★(5点/5点)
■配役: ★★★★☆(4点/5点)
■演出: ★★★★☆(4点/5点)
■映像: ★★★★★(5点/5点)
■音楽: ★★★★★(5点/5点)
■総合: ★★★★☆(92点/100点)
(23点/25点)X4=(92点/100点)。
91点から100点の間なので★★★★★。
“個人的な評価の基準”は以下の通りです。
★★★★★=91点〜100点(素晴らしい作品でした!)
★★★★☆=71点〜90点 (良い作品でした!)
★★★☆☆=51点〜70点 (まあまあでした。)
★★☆☆☆=31点〜50点 (ちょっと不満でした。)
★☆☆☆☆=11点〜30点 (退屈でした。)
☆☆☆☆☆=00点〜10点 (かなり退屈でした。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼03: ぽっぷの個人的な感想
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
■物語: ★★★★★(5点/5点)
勘の良い人が
イントロ部分を意識して観ていれば
すんなりと予想は出来るものの、
勘の良くない私は物語が最終まで進むまで
“ある事を”すっかり忘れていましたw
そのせいか、後半、
妻夫木聡が演じる百鬼丸(ひゃっきまる)が
彼の産みの母と父親が誰なのかが判明した時に、
「この作品すげぇ!」と感動してしまいました。
それが判った時の私の心の衝動は、
今までの流れが最初のシーンと繋がった
“喜び”の感情だけでなく、
どろろへの優しさと父親への悔しみの葛藤のような
“歯痒さ”みたいな感情も生まれました。
原作者である手塚治虫の描いた世界に脱帽です。
物語の壮大さに脱帽するしかありませんでした。
作品を観終わった後に調べてみると
原作と違う設定が多々ある事が分かりましたが、
その重要な箇所に関してはほぼ同じだと思います。
「原作の形をもっと残したまま撮影したらどうなったのかなぁ?!」
と思うとちょっとだけ残念ですが、
この映画のオリジナル設定でも私は充分楽しめました。
いつか機会があれば、原作を読破したいですね。
尚、Wikipediaによると、
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげるに対して、
“「あなたの絵は雑で汚いだけだ」
「あなたの漫画くらいのことは僕はいつでも描けるんですよ」”
と言い放って『どろろ』を発表したらしいので、
彼らの相違点も確認してみたいです。
参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/手塚治虫
■配役: ★★★★☆(4点/5点)
(※敬称略)
なぜ妻夫木聡と柴咲コウのコンビを起用したのでしょうか?
さらに、瑛太、Mr.Childrenをも揃えて、
顔ぶれの観点だけから判断すると、
まるでTVドラマ『オレンジデイズ』の再現のようでした。
また、なぜ百鬼丸、どろろを
20歳前後の妻夫木聡と柴咲コウで演じさせたのでしょうか?
Wikipediaによると、
“原作では百鬼丸は14歳ぐらいだが、
映画版では20歳前後。
どろろも原作では小学生くらいの子供だが、
映画版では百鬼丸とほぼ同年代と思われる。”
と書かれています。
私生活でも付き合っているとの噂のお二人の話題性に
塩田明彦監督が着目したのかな?!
起用の理由が何にせよ、
原作を知らないので
違和感を感じる事も無く映画の作品を観ました。
妻夫木聡は、クールでカッコ良かったです。
ワイヤーアクションによる演技も
『グリーン・デスティニー(原題: 臥虎蔵龍)』(2000)
の時のような不自然さが無く、
カッコ良さが増していたと感じました。
柴咲コウは、明るいシーンでは笑わせてくれたり、
泣くシーンでは何か伝わってくるものがあり、
ファンではないのですが凄く魅了されました。
気が付けば、
『GO』(2001)以来、
『黄泉がえり』(2003)、
『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、
『県庁の星』(2006)、
『嫌われ松子の一生』(2006)
『日本沈没』(2006)など、
彼女が出演している映画をよく観ていますねw
TVドラマでも、
『GOOD LUCK!!』(2003)以来、
『恋愛偏差値』(2002)、
『Dr.コトー診療所』(2003)、
『オレンジデイズ』(2004)、
現在放送されている『ガリレオ』(2007)など、
偶然なのか必然なのか本当によく観ているし、
もしかしたら気付いていないだけで
私は彼女のファンなのかも知れませんw
話を『どろろ』に戻し、
醍醐景光(だいごかげみつ)を演じた中井貴一の
闘う時の姿勢、顔の表情が非常にカッコ良かったです!
多宝丸(たほうまる)を演じた瑛太も凛々しく、
鯖目の奥方を演じた土屋アンナの演技も光っていました。
少し残念なのは、
劇団ひとり、寺門ジモンが出てきた時でした。
違和感を感じたのは、
芸人が役者になって映画に出演している事に関して
「いいぜメーン」と言えない、私の個人的な理由です。
参考: http://ja.wikipedia.org/wiki/どろろ_(映画)
■演出: ★★★★☆(4点/5点)
原作の核心部分は残しつつも、
現代風にアレンジした時代設定にし
オリジナルの味を出した事に関して、
賛否両論があるかとは思います。
しかし、百鬼丸の手足などを
木や陶器などではなく“エレキテル”で作った
という設定において、私は嫌いではないです。
だからこそ、
まだ魔物から戻っていない“フェイクの”体に
“再生能力”が宿っている点においても
説得力があったように感じました。
また、原作では既に名前は決まっていたみたいですが、
2人の名前の呼び方を付けるシーンにおいても
面白みのあるオリジナルだと感じました。
*「よーよーよー、
あなたのお名前なんてーの(何て言うの)?」
と尋ねる時のどろろの仕草、
*「どろろ」の意味が「化け物小僧」という意味だと
百鬼丸から知らされても、
「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
と主張するどろろの笑顔など、
この作品の中でのオリジナルの“どろろ”には
可愛らしさと面白みがあったと感じました。
さらに、
日本ではなく、モンゴルでもなく、
ニュージーランドで撮影した事も、
広大で迫力のある風景を観る事が出来て
気分が良かったです。
無駄なモノを映さず必要な情報だけを映す“フレーム”、
闘いのシーンでの“モンタージュ”、
“アングル”、“クローズアップ”に関しても、好きでした。
残念だったのは、一番最後の海のシーン。
海がもっともっと広く見えるように
カメラをもっともっと引いて欲しかったなぁと感じました。
■映像: ★★★★★(5点/5点)
『ゲゲゲの鬼太郎』(2007)にも
CGによる沢山の妖怪が出現しますが、
私には比較する事が出来ません。
なぜなら、
『ゲゲゲの鬼太郎』の原作は知っているけれど、
『どろろ』の原作は知らないので
似ているのか似ていないのか
さっぱり分からないからです。
ただ、この映画のVFXに関して言えば、
妖怪たちのダイナミックかつスピーディーな動きが
非常に良かったと感じました!
赤い血がゆっくりと消えていくシーン、
傷を再生させていくシーン、
闘いの場となったニュージーランドの風景、
光の影のバランスや色も好きでした。
■音楽: ★★★★★(5点/5点)
Mr.Childrenの『フェイク』は
この『どろろ』の作品の為に書き下ろした曲で、
エンドロールで流れてきた時に
歌詞の意味を噛み締めながら聴いていました。
歌詞は聞き飽きるほど聴いて覚えているのでw
そして、1番のAメロの1行目が
なんとなく百鬼丸の事を言っている気がしました。
育ての父親である寿海(じゅかい)によって
手足を補ってもらった百鬼丸を歌っているように感じました。
また、間奏の部分の歌詞も、
本物の自分の目や耳や口を持たず、
目も見えず、耳からも聞こえず、話す事も出来ない、
百鬼丸の気持ちを代弁して歌ってるように感じました。
まさに、この『どろろ』に相応しい主題歌であったと思います。
参考:
歌詞:フェイク/歌手:Mr.Children(うたまっぷ歌詞無料検索)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A02014
■総合: ★★★★★(92点/100点)
(23点/25点)X4=(92点/100点)。
91点から100点の間なので★★★★★。
“個人的な評価の基準”は以下の通りです。
★★★★★=91点〜100点(素晴らしい作品でした!)
★★★★☆=71点〜90点 (良い作品でした!)
★★★☆☆=51点〜70点 (まあまあでした。)
★★☆☆☆=31点〜50点 (ちょっと不満。)
★☆☆☆☆=11点〜30点 (退屈でした。)
☆☆☆☆☆=00点〜10点 (かなり退屈でした。)
総合的に、私にとって『どろろ』(2007)は、
映画のオリジナル設定があるものの、
手塚治虫の原作を読んだかのような
錯覚を起こしてくれる素晴らしい作品でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼04: 印象に残ったセリフ
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(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
*「お前に何が分かるっ!」
*「よーよーよー、
あなたのお名前なんてーの(何て言うの)?」
*「どろろってーのは、化け物小僧って意味だぞ。
得体の知れない者をそう呼ぶんだ。」
*「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
*「聞こえたか、俺の声?!」
*「どろろって叫んでみろよー!」
*「必死に生きて、何が悪い!」
*「あいつが憎しみを捨てるなら、俺も憎しみを捨てる。」
■引用は、この作品から。
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▼05: 映画日記: 『なぜ百鬼丸がタイトルでないのか?』
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(※ネタバレを含みます!
まだご覧になられていない方は注意しながらお読み下さい。)
■
主人公は“どろろ”なのか?
それとも“百鬼丸”なのか?
ストーリー的には百鬼丸だろう。
しかし、なぜタイトルは『どろろ』なのだろう?
■
Wikipediaには、
“「どろろ」というタイトルは
手塚治虫の友達の子供がどろぼうのことを片言で
“どろろう”といったことをヒントにした。”
とありますが、
それは語源のようなもので、
私が探しているのはもっと違うものでした。
引用: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%82%8D
■
次に、
ぐぐって(Googleで検索して)みると
手塚プロダクション局長の清水義裕氏の
こんなインタビューが引っ掛かりました。
“――百鬼丸が主人公なのに、
どうして 『どろろ』 というタイトルなのでしょうか。
清水■ 理由のひとつとして
時代背景が大きいのではないかと思います。
戦争でアメリカに負けて
日本が対米従属という路線を走り出した時、
「失ったものを取り返せ」 とか、
そういう気持ちがどこか作品の中にも、
世の中の風潮に合う形で現れたのではないかと思うんです。
…… 『どろろ』というタイトルの
意味するものは 「泥棒」 なんですね。 ”
そして、こう続きます。
“また、物語の軸は
「奪われた体を取り戻す」 という部分なんだけど、
『どろろ』の本当のテーマは、
「奪われなかった心」 なんじゃないかなと思うんです。
「取り戻そうと思っているもの (体)が、
本当に自分にとって大事なものなのかよーく考えて!
もっと大切なもの (心) があるんじゃない?」と、
手塚先生がそう問いかけているように僕には思えるんです。
だから、主人公は百鬼丸かもしれないけど、
テーマを考えてみると 『どろろ』 というタイトルは
間違ってないと思いますね。”
引用: http://www.sega.co.jp/archive/segavoice/040916/01.html
■
んー、なるほど!
納得すると同時に、こう思いました。
かなり奥が深いなぁw
さすが手塚治虫w
■
清水義裕氏の言葉を自分で勝手に整理すると、
『百鬼丸』ではなく『どろろ』というタイトルを使う事によって、
“どろろ→泥棒→失ったものを取り返せ”というように繋がり、
さらに“失ったものを取り返す”という事の裏には
“→奪われなかった心の大切さ”があるという
手塚治虫からの裏のメッセージ、という事になるだろうか。
確かに、そう言われればそんな気もしてきます。
まるで隠された暗号を解き明かす
『ダ・ヴィンチ・コード』みたいですが、
タイトルの意味を追求するだけでも
楽しくなってきます。
■
ここで少し、
主題歌でもあったMr.Childrenの『フェイク』の
1番のサビの意味が
なんだか少しだけ分かったような気になりました。
参考:
歌詞:フェイク/歌手:Mr.Children(うたまっぷ歌詞無料検索)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A02014
自分勝手に言い換えてしまうと、
「向上心を持って挑んでいくぞ。
例え体を失ったとしても心は残るのだ。
失敗して自信を失っても、またその自信を取り戻すように頑張って、
そんな風に頑張ってる自分が嫌いではないから、
(他人からは嘘に見えようが、無意味に見えようが、)
自己暗示を掛けるように俺はこの心を信じるのだ。」
となりましたw
清水義裕氏の言葉を
Mr.Childrenの『フェイク』の1番のサビの部分に
無理矢理押し込んで言い換えたとも言えなくも無いですが、
もしこのような解釈でも意味が通るという事になれば、
Mr.Childrenの『フェイク』の歌詞は『どろろ』のテーマにも関連し、
そして、この『どろろ』のタイトルの裏の意味をも
指摘していたのかも知れません。
■
と同時に、
そこまで深く考えて
手塚治虫氏が『どろろ』というタイトルを付けたのかさえ
疑いたくなってしまいますねw
単純に
「“どろろ”の方が短く、覚えやすく、語呂が良い」
という程度の事だったかも知れませんしw
■
ただ、作品の中で、
清水義裕氏によるタイトルの解釈を裏付けるかのような、
印象的なセリフがありました。
清水義裕氏が映画ではなく漫画について言及していたとしても、
「“タイトルの解釈”に関しては映画でも当てはまる」という意味で
そのセリフを取り上げてみます。
それは、どろろがどろろの名前を好んでいるという2つのシーンです。
一つは、百鬼丸が、
「どろろってーのは、化け物小僧って意味だぞ。
得体の知れない者をそう呼ぶんだ。」
と教えたにも拘らず、
どろろは、
「天下の大泥棒どろろ様、この名前、返しやしねーよ!」
と、その名前を喜んでいるシーン。
そして、もう一つ、
百鬼丸が声を奪った妖怪を倒した後に声を取り戻し、
「聞こえたか、俺の声?!」と叫ぶと、
どろろは、
「どろろって叫んでみろよー!」と誘い、
一緒になって
「どろろおおおおお!
どろろおおおおおおお!
どろろおおおおおおおおお!」と連呼し、
声の復活を喜ぶシーン。
そのシーンは、
百鬼丸を演じる妻夫木聡と
どろろを演じる柴咲コウが、、
どしゃぶりの中の水溜まりに横になりながらも
天に向かって大喜びをしているシーンで、
観ている私も嬉しくなりました。
■
声というのは、
やはり“内面から出てくる心”なのだと思うのです。
心を伝える事の出来る声を取り戻した時、
声を発する事が出来る事を喜び、
そして「心が残っていて良かった」と
心の大切さを実感したのかも知れません。
■
心が無ければ外見は無表情になりますが、
心が内面にあるからこそ外面にも出てきます。
よく怒る人には眉間にシワが出来、
よく笑う人には笑いジワが出来ます。
■
手塚治虫は、
『どろろ』というタイトルを通して、
そして百鬼丸という不運なキャラクターを通して、
「内面にある心こそが大事なんだ」という事を
メッセージとして伝えているように思えてきました。
そのようなメッセージを
常に持ち続けていた手塚治虫だったからこそ、
自身の内面にある心を
白い紙に生み落とし、
沢山のキャラクターを生み出してくれたのかも知れませんね。
■
なぜ『どろろ』のタイトルが『百鬼丸』ではなく
『どろろ』であるのかを考えただけでも、
ワクワクさせてくれる奥の深い作品でした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼06: 今日は何位かな?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■

■

◆百聞は一“観”に如かず。
(=100回聞くより、1回観る方がよく分かる。)
◆最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Copyright (c) 2007 映画ブログ『ポップコーンを食べながら』 All rights reserved.
- [2007/12/05 21:34]
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コメント
こんにちわ^□^またみにきちゃいました。
思わずコメントしちゃいます♪
また見に来ますんで更新がんばってください。
思わずコメントしちゃいます♪
また見に来ますんで更新がんばってください。
>銀狼さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
拍手の数が凄いですね。
更新、がんばってみます……。
コメントありがとうございます。
拍手の数が凄いですね。
更新、がんばってみます……。
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土屋アンナ
土屋アンナ| Died =| Origin = 東京都| Instrument =| Genre = J-POP・日本のロック|J-ROCK| Occupation = 歌手ファッションモデル女優| Years_active = 1998年〜| Label = エイベックス(2006年〜)| Production =| Associated_acts =| Influences =| URL =}}土屋 アンナ...
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